パニック障害|アンディクリニック|相模原市南区の心療内科・精神科・内科

〒252-0321 神奈川県相模原市南区相模台2-1-6 ANDYビル2階

初診・再診予約制
Tel.042-747-0877
ヘッダー画像

パニック障害

パニック障害|アンディクリニック|相模原市南区の心療内科・精神科・内科

どんな病気?

女性がめまいを起こしている様子

パニック障害とは、突然激しい呼吸困難、動悸、めまいなどが起こる「パニック発作」と、発作に対する恐怖や不安が頭から離れなくなる「予期不安」の2つの症状がある状態のことです。また、80%以上の患者様には、発作が起こりそうな場所や状況を避ける「広場恐怖」を伴います。

症状が出るのが怖い、また出たらどうしよう、などの予期不安がさらなる不安を呼び、さらに困った症状を誘発してしまうことがあります。外出回数が減ったり、外出ができなくなって家に引きこもるようになってしまい、家庭や職場の理解が十分に得られずに、ゆううつな気持ちが強くなる「うつ病」の状態につながる可能性もあります。日常生活や社会生活が必要以上に制限されないように早期に治療されることをお勧めします。

どんな症状?

パニック発作は、なんの前触れもなく突然、強い恐怖・不安とともに、下記のような激しい症状が起こります。発作は10分以内に症状がピークに達し、多くの場合は30分前後でおさまります。

具体的な症状

  • 呼吸が速くなる、荒くなる
  • 呼吸の仕方がわからなくなる
  • 息が吸えなくなり、窒息する感覚になる
  • 心臓が口から飛びだしそうになる
  • 心臓をわしづかみにされるような感覚になる
  • 吐き気
  • 胃をぎゅーっとつかまれる感覚になる
  • おなかの中がぐちゃぐちゃになる感覚になる
  • 冷や汗をかく
  • 口が乾く
  • 手足や体が震える・がくがくと動く
  • しびれ、うずき感
  • 腰が抜ける、肩がこる
  • 失神しそうな感覚になる
  • とんでもないことをするのではないか、という恐怖
  • 頭がかすみがかったよう、雲の上を歩いているような感覚
  • 死ぬのではないかという不安や恐怖

予期不安の症状

パニック発作に加えて予期不安が伴うのが、パニック障害の特徴です。パニック発作を繰り返すことで、「また発作が起こるのではないか」と恐怖と不安が頭から離れなくなる症状です。

具体的な症状

  • 人混みの中でパニックになり、恥ずかしい思いをするのではないか
  • 自分は死んでしまうのではないか
  • 一生この発作から逃げられないのではないか
  • このまま頭がおかしくなるのではないか
  • 車の運転中に発作が起きたらどうしよう
  • 誰も自分を助けてくれないのではないか

広場恐怖の症状

広場恐怖は、パニック発作が起きた場所や状況、発作が起こった時に助けを呼べなかったり逃げだしたりできない場所や状況を避けようとし、行動範囲を狭めてしまう症状です。

避けるようになりがちな場所、状況

  • 公共交通機関(地下鉄、新幹線、急行、バス、飛行機など)
  • 高速道路、美容室、エレベーター、歯科、人混み、トンネル など

治療について

パニック障害の治療法は薬物療法と精神療法を中心に行います。
薬物療法は、お薬で症状を軽減、パニックを起こさないようにすること、不安感を軽減することを目的としています。お薬の治療はご本人の症状、状況、体質などで効果が変わります。そのため、通院を継続し医師と薬の効き目などの相談をしながら治療をします。副作用があるお薬もあるので、困った症状などが見られた時には医師に相談をするようにしましょう。
精神療法は、対話を通して不安を取り除き、予期不安や広場恐怖の症状を軽減する目的があります。自分自身の考え方を振り返ったり、自分でリラックスできる方法を探したりしながら、症状の軽減を図ります。
また、それらの治療法に加え、日常生活を整えることが回復の助けになります。

  • 毎朝、同じ時刻に起きて、朝日をあびる
  • 1日に3回の食事を規則正しくとる
  • 昼間に可能な範囲で外出する

不安感が強い時には無理をせず、ご自身のペースで調整していくことが大切です。回復には一定程度の時間がかかりますので、医師と相談しながら症状の軽減を図っていく必要があります。

TOP