睡眠障害
睡眠障害
睡眠障害とは、睡眠に関して何らかの問題がある状態をいいます。睡眠障害の背景には、人口の高齢化、ライフスタイルの多様化、生活リズムの乱れ、ストレス、他の病気の症状などがあるのかもしれません。
睡眠に問題があるというと、まず思い浮かぶのは眠りにつけない、途中で起きてしまうというような不眠ですが、それ以外にも、昼間眠くて仕方がない、睡眠中に病的な運動や行動が起きてくる、睡眠のリズムが乱れて戻せない、など他の特徴を持つ疾患もあります。睡眠障害によって日中の眠気やだるさ、集中力の低下などが引き起こされると、日々の生活に支障をきたし、極端な場合には様々な事故につながることもあります。また、睡眠障害が長期間持続すると、生活習慣病やうつ病などにかかりやすくなるといわれています。
そのため、睡眠障害は放置せず、適切に対処することが重要です。
睡眠障害の治療は疾患によって異なっており、睡眠薬の服用だけが睡眠障害の治療ではありません。症状やサイン、診察や検査の結果から、その原因となる疾患を適切に診断し、原因に応じた治療をおこなう必要があります。
睡眠障害の原因は人によって様々です。何らかのストレスから起こる心理的なものから、身体疾患からくるもの、うつなどの症状の一つで現れるものなどがあります。生活習慣が影響をしていることもありますので、不眠の原因がどこにあるのか、生活状況を確認することが必要です。
よい睡眠をとるためにはまず、生活習慣を改善することが重要です。生活の中において、自分でできるところからやってみることが大切です。
など
生活習慣の改善と同時に、必要に応じてお薬を使って使用します。
不眠といっても、症状は人それぞれ、様々です。このため、睡眠の状態に合わせて医師と相談しながら、効き目などをみて調整します。生活習慣が整い、服薬をした状態で症状が安定したら、今度は少しずつ薬を減らしていく相談をします。最終的には、お薬がなくても状態が安定することを目指して治療を行います。自己判断で薬を中断したりすると症状が再発したり、不眠がさらに悪化することがありますので、医師と相談し治療を継続していくことが大切です。